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対岸の火事ではない【米デトロイト市の財政破綻】

★珍蔵:
7月、アメリカのデトロイト市が約1兆8000億円の負債を抱えて財政破綻したな。

■万吉:
またか、という感じがする。アメリカではこれまで600以上の自治体が財政破綻している。カリフォルニア州の各都市でも財政破綻し、保護適用を受けている。他にも100以上の都市がデトロイトと似たような問題を抱えていると言われている様だ。

★珍蔵:
デトロイトでは、GMなどの大手自動車産業が本社を構えるモダンな高層ビル群とは裏腹に、足元には廃墟になったビルや雑草で荒れ果てた空き地が広がっているという。市のウェブサイトによると、通報してから警官が到着するまでに平均58分かかるそうだ。ちなみに、全米での平均は11分だ。また、市内には7万8000棟の廃墟があり、1日当たり14件の放火事件が発生する。市の消防車は予算削減で30%しか動かない。

都市の財政破綻と言えば、日本では夕張市が有名だな。

■万吉:
夕張市は07年に財政再建団体に指定され、かつては11万にいた人口は今では1万人に減った。夕張市長は、猪瀬氏のアイデアで東京都職員から夕張市に出向していた若い兄ちゃんだが、東京都に戻らずなんと市長選挙に立候補して市長になってしまった人物だ。安定した身分を捨ててリスクを取ったエライやつだ。夕張市は財政破綻しているので市長といっても給料は激減するだろうからな。

夕張市は現在、低密度に分散した市街地の集約に取り組んでいる。街を意図的に小さくする事で、インフラの維持管理を効率化する事が出来、また公共施設や住宅などを集約して建設する事ができるメリットがある。

★珍蔵:
デトロイト市の破綻は、産業の衰退や人口の増減に都市が素早く対応しなければどのような結末が訪れるのかを物語るが、ピッツバーグ市や北九州市の様に、製鉄で栄えた街が企業を誘致して産業を多様化させている例もある。

■万吉:
デトロイト市は2011年までの4年間連続でフォーブス誌に「全米で最も危険な都市」という不名誉な称号までもらった都市だ。勿論、産業や人口変化に応じて効果的な都市政策を打ち出せなかったことも破綻の大きな原因だろうが、一番の問題は「レガシーコスト」と呼ばれる、退職した市職員の年金や健康保険の莫大な支払い額だと言われている。まあこれはデトロイトだけではなく、アメリカ全土で問題になっているのだが。

民間企業でも「レガシーコスト」は頭の痛い問題の様だ。国民皆保険制度のないアメリカでは、大企業は伝統的に従業員の年金と医療保険を負担してきたが、年金と退職者向けの医療保険の支払い、すなわち「レガシーコスト」が企業の財政に重くのしかかっている。GM、フォード、クライスラーのビッグスリーの収益を圧迫して追い込んだのも「レガシーコスト」が原因の一つとされている。

★珍蔵:
次の財政破綻都市はシカゴだと噂されているようだが、そのシカゴも例外に漏れず「レガシーコスト」が市財政を圧迫している様だ。その為、7月には2100人の学校職員を一斉解雇した。また高速道路を民間に売却するなど、債務返済に苦慮しているようだ。

■万吉:
アメリカの各都市は、「レガシーコスト」が確実に増え続けるという足かせを負っていると言えるだろう。これを解決するには、人口を増やすか、高額納税者層を増やすかして税収増を続けて行くしかない訳だが、現実的ではない。誰かが言っていたが、経済成長をしないという事は、「高齢者や低所得者の弱者を切り捨てざるを得ない社会」となる。アメリカはシリアにイチャモンをつけて、世界の警察を気取っている場合ではないはずだ。まさか戦争で経済成長を、などと思っているわけではあるまい。

アメリカの公務員は1980年以降、人員削減や給与の減額などを受け入れて来たが、年金や退職後の健康保険は守り続けてきた。現在、その最後の砦が切り崩されつつあるわけだが、少子化先進国の日本の場合は、給与削減が現在始まった段階で人員削減はまだ手がついていない。公務員の年金に関しては、大した議論にもなっていない。組合の力が強いとはいえ、危機感が薄いと言わざるを得ない。今後数年で否が応でも大きな問題になってくるだろうな。

★珍蔵:
日本も対岸の火事ではないという事か。確かに日本は海外より少子化が進んでいる国だ。国の財政再建はもちろんだが、地方都市も安穏としていられないな。









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プロフィール

urimasa

Author:urimasa
珍蔵:設計事務所経営。建築家。
サッカーファン。
(特にバルセロナFC)

万吉:元ジャーナリスト。投資家。
野球ファン。
(特に日ハムファイターズ)

只今【Soccer Journal】に参加中
http://soccer.livedoor.com/

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