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『監督を替えるには「勇気とバランス」が必要』というお話

■万吉:
先日のヨーロッパ遠征2連敗からザッケローニ更迭論が盛んになってきた様だ。練習試合だから、問題点を徹底的に洗いだして分析し、対応策を構築すれば負けの意義はあったという事になるだろう、と適当に思っていたが、そう簡単ではないようだな。サッカーは野球に比べて複雑だ。

★珍蔵:
いつも同じメンバーで同じような負け方が続けば、当然そういう意見は出てくるだろう。自然なことだよ。どんな組織であれ、閉塞感に風穴をあけるにはトップが替わるのが一番だからな。それは野球も同じだろう。もちろん、時と場合によっては既定路線を続けることが功を奏することはある。しかし、組織であれ人であれ、殻を破って大きく成長するには、従来と同じことをやっていては期待もしぼんでしまう。見極めは難しいと思うがね。

■万吉:
僕のような門外漢から見るとどうもよく分からない。ヨーロッパの中堅国と試合してたまたま負けただけだろう。シンガポールやベトナムに負けたわけではない。現場には現場にしかわからない事情があるというものだ。とにかく事件は現場で起きている。

中国や東南アジアに赴任しているビジネスマンの世界には、「DOY」という俗語がある。やいのやいの言ってくる東京の本社に対する「ったら前ここにきてってみろ」の頭文字だ。

今の時点でザッケローニ監督の責任を問うならば、彼を選んだ時点でその能力を見抜けなかった協会や評論家の責任をより強く問うべきだろう。それを言っては議論にならんと言われるかもしれないが。

★珍蔵:
ザッケローニ監督は最初のアルゼンチン戦で強烈な印象を残したからな。この監督なら行ける、と誰しも思ったことだろう。しかし、ここ1年ぐらいは「このチームと監督ではもう伸び代はないな」と感じる様な内容が続いている。何というか停滞感というか閉塞感というか、とにかくこのままでは相当まずい、と多くの人が思っているはずだ。

とはいえ、僕も今の時点での監督交代は現実的ではないと思っている一人なのだがね。

■万吉:
一般社会においては、後任人事というのが決まっているなど、それをやる環境がキチンと整っている場合が多いからな。もし監督を更迭するとしたら、後任探しは大変だろうな。

★珍蔵:
要するに、遥か遠くの極東に位置するサッカー弱小国が、しかもW杯まで8カ月しかない中で求めるものは暗黙の了解として前回と同等のベスト16以上と非常に高いという、考えてみれば随分ずうずうしい要求をするわけだが、そんな厳しい条件を受ける監督がこの時期になっているのかな、という一点に尽きるのだが。

■万吉:
ザッケローニ現監督を決めるときだってW杯までたっぷり時間があった好条件にもかかわらず、かなり難航した。すんなり決まらなかった記憶がある。

★珍蔵:
とにかくW杯は来年の6月だ。年内にオランダとベルギーとアウエーで試合をするようだが、その後試合を組めたとしてもほんの数試合だろう。仮に外国の監督がすんなり決まったとしても、Jリーグを視察したり環境を整えたり何だかんだやっていると、あっという間に2~3カ月ぐらい経ちそうだ。

■万吉:
そういえば、同じアジア枠であるオーストラリアのオジェック監督が解任されたとスポーツ紙に出ていた。あと8カ月に迫っているのに更迭する国もあるんだな、と思ったよ。大きく負け続けたのが原因らしいが、さすがに向こうの人たちは白黒ハッキリしているな。

★珍蔵:
後任にはファーガソンとかヒディングとか、ちょっと羨ましい名前が挙がっている。どうなるか注目だが、オーストラリアは英語圏でキリスト教文化だ。プレミアで活躍する選手も多いので、欧州の監督は馴染みやすいだろう。外から連れてくるにしても後任はすぐ見つかると思う。

しかし日本の場合は欧州とか南米と全く異なる文化、気質を持っている民族で言葉も複雑だ。日本のそういった部分に慣れたり理解したりするのには時間が必要になると思う。いくらスポーツには国境がない、経験豊かな監督はそういった事に慣れている、とは言っても、ディティールにおいてはそういう問題が生じてしまう。厄介な事に日常とはディティールの積み重ねで成り立っている。日本がサッカー強豪国であるなら別だが、普通の外国人監督はそのあたりでまず日本に来る事を躊躇するのではないかな。目標までの時間が短いと尚更だ。

■万吉:
すると、もし替えるのなら日本の事をよくわかった人材が良いということになる。それはつまり日本人監督ということになるのか。あるいは外人でもオシム元代表監督の様なJリーグ経験者とか、現役Jリーグ外国人監督か。

★珍蔵:
日本人のJリーグでの現役監督や監督経験者はみな岡田監督のようなビッグネーム(日本人監督の中では)になりたいと思っているだろう。監督という勝負師にとって、代表監督という言葉を聞くと良い成績をおさめて有名になり、後継者を育てるとか、強豪クラブの監督になるとか、テレビ解説者になるとか、あるいは協会幹部になって安泰な生活を送るとか、そういった野心がうずくはずだ。野心は悪いことではない。立派なモチベーションの源になる。しかし、この状態で監督を引き受けてもし失敗でもしたら、つまりグループリーグ全敗にでもなったら経歴に大きな傷が付き、悪い意味で有名人になってしまう。

代表監督は名誉なことだが、なんせ8カ月しかない。そのリスクを考えると、はたして日本人でも引き受ける人がいるのだろうか疑問に思ってしまう。岡田監督にしても、グループリーグを突破したからこそ中国のクラブに呼ばれたわけだ。監督にとって経歴は重要だ。W杯で成績を残さなかったら声はかからなかっただろう。

Jリーグ監督経験がある外国人をよくは知らないのだが、ストイコビッチがすぐ頭に浮かぶな。彼はグランパスの監督を辞めるそうだが、本国に帰って少し休養を取りたいのではないかな。現役のJリーグ外国人監督は日本に慣れているのでそういう意味では良いと思うが、口説くのに時間がかかりそうだ。第一、クラブと軋轢を生んでしまう可能性があるな。

■万吉:
となると、まさしくザッケローニが言うところの「勇気とバランス」が必要だな。つまり、そういったリスクを受けとめる「勇気」と報酬との「バランス」ということになる。プロである以上、お金は重要だ。要はリスクに見合う以上の金を出せばよい。10億ぐらいの金を目の前に積めば、手を挙げる監督はゴロゴロいるのではないか。

★珍蔵:
そりゃいるだろうが、いくらなんでもそんなには出さんだろう。というか、そもそも無いだろう、そんな金は。代表監督はクラブ監督と違って年中拘束されているわけではないから、それほど年俸は高くない。といってもザッケローニで2億3000万円程度という話だけどね。ユーロ契約なので、円安でだいぶ上がったようだ。

■万吉:
その金額は高いのか?安いのか?

★珍蔵:
ネットでザッと調べてみると、近年一番高かったのは、カペッロがイングランドの監督をやっていたときで約10億円だったようだ。これは代表監督としては破格と言っていいだろう。残念ながら結果は出せなかったが。イタリアやオランダは3億程度。欧州は2億以上の国が多いが、フランスなんて意外とケチで8千万ぐらいだそうだ。あのプレッシャーがかかる国でいくら何でも安すぎるな。南米は欧州に比べると低い。アフリカはさらに低い。日本のザッケローニの場合は真ん中より上、といった程度ではないか。

日本代表の監督をやるのは欧州の人から見ればかなりハイリスクだと思う。遠く文化も違うわけだし。だから少々高くしないと良い人材は呼べない、ということは当然あるだろう。

ちなみに、レアル・マドリード時代のモウリーニョ監督は18億、バイエルンのグアルディオラ監督は20億を超える年俸といわれている。クラブの監督だが格が違うな。Jリーグはストイコビッチ監督が1億3千万で一番高いそうだ。日本人最高は風間監督の5千万ぐらいだ。この金額は日本における代表のブランドよく表している。代表とクラブの関係が欧州と逆転している。

野球の場合はどうなんだい?

■万吉:
日本の野球監督の年俸は発表されていないので分からんが、MLBの場合、ニューヨークヤンキースの監督が最高で7億ぐらいだ。メジャーの平均監督年俸はだいたい1億6千万程度。MLBの監督は選手と比べてかなりの薄給だと言えるが、それにしてもサッカーは凄いな。いってみれば、監督もスターということか。流石にワールドワイドなスポーツだ。

★珍蔵:
しかし報酬はともかく、今監督を替える事の一番の問題は、替えたところで短期間で今以上に良くなるという保証が何も無いことだ。監督を替えたのが理由で悪くなることもありうるだろう。単なる「首の挿げ替え」で終わる可能性もある。

一般的に「トップの首の挿げ替え」という言い方をした場合、 不祥事を起こした会社、議会、組織などのトップを交替させ、そのことだけを以って事を納めるのだが、結局、組織員そのものの体質が全く変わらないので、近いうちに再び同じ様な事態を引き起こす可能性がある場合に使う批判的な意味合いがある。

勿論、サッカーの場合は監督が替わればメンバーも変わる可能性が大だが、それでも今以上に良くなるかどうかはやってみなければわからない。もし悪くなったら時間的に再び替える余裕も修正の余裕もないので、ボロボロになるかもしれない。これは大きなギャンブルだと思う。

■万吉:
そもそも協会の原さんは「一喜一憂する時期ではない。2試合見て(監督の進退を)考えることはまったくない」と明言している。そこに金を使うつもりはないのだろうが、協会としてもっとキチンとした継続理由なりのメッセージを発信した方が良いと思うがな。

★珍蔵:
代表の面子を改めて見てみると、当然のことながら日本を代表する選手ばかりで世界基準で見ても決して劣ることはない。東アジア選手権でみられたように若手の成長株も数多くいる。要するに素材は悪くない。

開き直るわけではないが、今あるそういった素材をうまく使いやってもらうしかないだろう。代表のサッカーとは言ってみれば「組み合わせの妙」だ。南アフリカ大会の岡田ジャパンの例もあるように、まだ何がどう変化するか分からないからな。

■万吉:
無理に希望を語っているようにも聞こえるが。

★珍蔵:
あくまで現状を鑑みての比較の問題だが、そういう期待も込めて、僕は今の時点では「監督交代」より「ザッケローニと運命共同体」の方に1票だな。但し、親善試合にせっかく呼んだ選手は使ってくれ、とのお願いはしたいものだがね。

■万吉:
ところで、来年の本大会でイングランドとイタリア、オランダがシードから外れるといったニュースがあった。これで日本がイタリアとブラジル、あるいはスペインとオランダなどと同じ組になって、スカパーが中継を断念したら踏んだり蹴ったりだな。

★珍蔵:
スカパーはともかく、その様な組み合わせになったらある意味面白いかもしれない。日本代表は失うものがないから、逆に捨て身になって案外やっちゃうかもしれないよ!…まあ現実はそんなに甘くはないかな。







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プロフィール

urimasa

Author:urimasa
珍蔵:設計事務所経営。建築家。
サッカーファン。
(特にバルセロナFC)

万吉:元ジャーナリスト。投資家。
野球ファン。
(特に日ハムファイターズ)

只今【Soccer Journal】に参加中
http://soccer.livedoor.com/

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