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『日本で企業の本社機能地方拡散が進まない理由は?』というお話

★珍蔵:
先日、FM東京で未来授業と称した建築家・安藤忠雄大先生の講演を聞いた。聞く気はなかったのだが、偶然に聞いてしまった。

彼はメールとかスマホとかが大嫌いのようだ。まあすでに72才にもなるから仕方がない。72才でサクサクスマホを操作したり、メールをしまくる人もあまりいないだろう。しかし、彼の場合はそれを周りにも強要している様だ。彼の事務所は30人ぐらい所員がいるが、電話は1台だけで、それも安藤忠雄のデスクの側に置いてあるそうだ。勿論、スマホを所内いじるなどとんでもない、ということらしい。顔と顔を付き合わせて打ち合わせしろ、と所員にはいつも口を酸っぱくして言っているという。

■万吉:
この人は進歩的なんだか保守的なんだか分からないところがあるな。

★珍蔵:
確かに、相変わらず地球市民的なことを平気で言う面と肉体言語的なことを愛する保守的な面を持ち合わせている妙な人だ。しかし、講演を聞いていて、彼の言い分も一理あると思った。

最近はFAXも使わず、図面や資料はPDF化して全てメールだ。デザインの提案をデベロッパー側の担当者に説明しようと思いコンタクトを取ると「メールで資料を送っておいてください」と言われることが多い。この様なことは直接会い、こちらの熱意を身振り手振りで伝えないとなかなか理解もらえないと僕は思っているので、直接お会いしたい、と言うと渋々承諾する。若い担当者ほどその傾向が強い。逆に50才以上の人には何かと呼び出され、「そんなのメールですむじゃないか」と思う事が多い。まあどっちもどっちだが、安藤忠雄の建築を見ると、かなりしつこくコミュニケーションをとった成果なのだろう、と感じる部分が随所にある。僕も「なるべくメール派」なので、安藤忠雄大先生の講演を聞いて少々反省した次第だ。

■万吉:
しかし一般的に考えると、やはり企業は拡散すべきだと思う。しばらく以前に本社機能を郊外に移す企業が続出したが、それらの多くが都心に回帰している。仕事相手とフェイストゥフェイスでなければどうも不安だという理由だ。大学も同様。例えば青山学院は、コマーシャルやトレンディードラマにも度々使われる先端的なキャンパスを相模原に作ったが、青山に戻ってしまった。一方、欧米では名だたる世界的企業が田舎町に本拠を構えている。

★珍蔵:
たしか、グーグルの本社があるカリフォルニアのマウンテンビューは人口10万に満たなかったな。コカ・コーラのアトランタは40万を少し上回るくらいだ。日本でいえば富山とか福山とかの規模だろう。フォルクスワーゲンの本社があるドイツのヴォルフスブルクは12万人の小都市だな。

■万吉:
日本のビジネス風土は世界的にも日常的な接待が必修科目だから、群れている方が何かと都合がいいということも大きいだろう。もちろん、欧米でも接待があり欧米人も接待されることは大好きだが、日本のように接待がルーティンワークになってはいない。日本では官公庁にやたらに足を運ばなければならいということも企業が東京に集中することの要因だろう。

★珍蔵:
日本の場合は、道路は渋滞するし飛行機の国内線の運賃がバカ高いということも、分散を妨げる理由になっているのだろうね。アメリカでは飛行機はバス感覚だ、しヨーロッパの高速道路の平均速度は150キロくらいで渋滞はレアケースだ。

■万吉:
本来、ITがこれだけ発達したのだから、地震リスクのある首都圏に集中する必要は徐々に薄れていくはずなのだが、そのような事情で東京だけ膨れあがっているように思う。しかし直接対面を非効率と考える若い世代がビジネス社会の中心となってくれば、分散のモチベーションが強くなりそうだ。

まあ、芸術とか学術とか建築のようなクリエイティブな分野はそれとは別ではあるのだろうがね。

★珍蔵:
自分の娘がスマホでメールを打つのを見ているとその速さは神業だ。まあ若い連中はメール(ライン)が自分の皮膚の一部になっているのは確かだな。

建築の場合も設計は場所を選ばなくなった。僕は家でもスタバでも実家でもノートPCで仕事をしている。今はネットとPCさえあればどこでもある程度の設計は出来る環境がある。しかし、形を物理的に造ると言うのは3Dの世界なので、どうしても直接対話が必要な場面が多くなる。地方拡散は理想だと思うが、職種によっては難しい分野はあるだろうね。





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プロフィール

urimasa

Author:urimasa
珍蔵:設計事務所経営。建築家。
サッカーファン。
(特にバルセロナFC)

万吉:元ジャーナリスト。投資家。
野球ファン。
(特に日ハムファイターズ)

只今【Soccer Journal】に参加中
http://soccer.livedoor.com/

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