HOME   »  スポンサー広告  »  スポンサーサイト このエントリーをはてなブックマークに追加   »  雑談  »  『村上春樹の短編小説について』のお話 このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『村上春樹の短編小説について』のお話

★珍蔵:
今月号の『文藝春秋』に「ドライブ・マイ・カー」という村上春樹の短編小説が載っていた。
「Drive my car」というのはビートルズの曲にもあるタイトルで、相変わらず春樹先生はビートルズが大のお気に入りの様だ。

ビートルズの歌詞の内容は、スターを夢見る女の子とその子と付き合いたい「僕」のショートストーリーで、最後に落ちがある。『彼女は「僕」に、「自分は有名なムービー・スターになるはずで、あなたを自身の運転手にしてもいい。がんばって働くよりももっと素晴らしい時間にしてみせる」と言った。「僕」が申し出を受け入れると、実は彼女は車を持っておらず「運転手が見つかったしこれからがスタート!」と言うのであった。』という内容だが、この小説では妻を亡くした中年俳優と彼専属の女性運転手の話だった。

長編小説の一部の様な続編を感じさせる内容だったが、羊男などは出てこない、リアルな現実の物語だ。現実と言っても相変わらず気取っているというか、現実なのだが手の届かない世界とでもいうのだろうか。あまりにも洗練され過ぎていて、現実の話だが現実離れしている、という感じがする。しかし、こういう雰囲気は嫌いではない。というかかなり気に入ってしまった。村上春樹の短編はまだ読んだことがなかったが、他の短編も面白いのだろうか。

■万吉:
村上春樹は長編だけでなく中編、短編、超短編それぞれきちんとしたものを書いている。小説の類いのアートは、作品自体があるレベルを超えると「面白い面白くない」は受用者との相性次第だろうから、先生が面白いと感じるかどうかは何とも言えない。

自分としては「羊をめぐる冒険」刊行以前の群小若手作家の1人にしかすぎなかった頃、当時一世を風靡していた糸井重里との共著で出した「夢で会いましょう」というショートショート集を読み驚いたものだ。この企画自体は知名度で圧倒していた糸井ありきのもので、読書のほとんどは糸井目当てだったのだろうが、作品の質は明らかに村上が圧倒していからだ。今となってみれば、世界の村上を従えたつもりで相手の土俵でセッションした事に糸井さんも若気の至りだったと赤面ものだろう。

中短編のいくつかは長編のモチーフとなっている。超短編は雑誌の連載をまとめたものも多く、それが読者層の拡大につながったという面もあるかもしれない。普通の流行作家と違い、書きたいものを書きたい時に書くという方針のようなので、パターンが一定した連作のような消費物件はない。よって、読んで損したという作品はないと個人的には思っている。もちろん村上春樹は認めないという人にとってはどれもダメだろうが。

長編は往々にして、ウザイ人間も多い主要登場人物と長々と付き合わなければならないので、苦痛なこともある。そういう意味では中短編の方が楽しいかもしれないな。





↓クリックお願いします
にほんブログ村 ニュースブログ 気になるニュースへ    
スポンサーサイト
Trackback
Trackback URL
プロフィール

urimasa

Author:urimasa
珍蔵:設計事務所経営。建築家。
サッカーファン。
(特にバルセロナFC)

万吉:元ジャーナリスト。投資家。
野球ファン。
(特に日ハムファイターズ)

只今【Soccer Journal】に参加中
http://soccer.livedoor.com/

スポンサー
最新記事
フリーエリア
カテゴリ
Web page translation
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。