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『ミランの本田はとうなるのか?』というお話

先週のトリノ戦で全く良いところがなかった本田は、ガゼッタ・デロ・スポルト紙に「金星から来たチームメイトと火星から来た本田」と書かれてしまった。

金星人と火星人は合い入れない、という意味なのだろうか。どうもイタリア人のエスプリはよくわからない。要するに本田は浮いていたという事なのだろう。

トリノ戦での本田は右サイドであったが、すぐにゴール前に行ってしまい起点も作れずボールもあまり触っていなかった。途中からカカが右サイドに回って本田がトップ下になる事が多かったが、本田もカカに気を使ってか、トップ下に長く居座る事はなかった。確かに火星人と金星人は意思の疎通に欠けていたが、僕には本田ばかりが悪いようには見えなかった。

本田はこのトリノ戦の出来の悪さから、次節ナポリ戦は先発を外れるのでは、と報道されていた。しかし、年明けからミランの選手達の間で風邪とインフルエンザが流行しており、今週はカカが風邪で大きく体調を崩し出場が危ぶまれていた。

本田は何とラッキーな奴だと思った。やっぱり何かを持っていのだろうか。カカが出られないとなると、本田がトップ下に入る可能性が高い。ベンチ入りから一気に中心選手として試合を差配できる立場になる。

…と思って喜んでナポリ戦の試合をみたら、本田は何とベンチ入りもしていなかった。解説者によると、ウイルス性の胃腸炎でナポリにも来ていなかったようだ。なーんだ、要するに本田も皆の風邪が移ってしまったという事か。カカのダウンでせっかくの大きなチャンスだったのに、自分もダウンしてしまったわけだ。

しかし考えてみれば、12月にミラン入りが発表されてからというもの、1月の現地入り、入団会見、初出場、初ゴールと、とにかく本田は超過密スケジュールをこなしていた。この状況下で本人にストレスが溜まらないわけがない。免疫力が低下するのも当たり前だろう。ここは少し休むべき時期なのかもしれない。

この件に関してガゼッタ・デッロ・スポルト紙を読むと、「本田の謎。今日はウィルス、明日は多くの疑問」というタイトルの記事を掲載していた。今回は胃腸炎による欠場だが、セードルフ監督はナポリ戦でいずれにしてもトリノ戦と異なるメンバーで臨む見込みだったとし、本田とカカのポジションが問題だと報じている。 カカと本田がサイドでベストを発揮できる選手ではなく、どちらかが適応しなければならないと主張。「このプロジェクトにおいて本田はミステリアス」だとして、適切なポジションを見つけられていないと指摘し、「本田の株は現時点で下がっている」と伝えていた。

低迷するミランの救世主として「10番」に期待する地元メディア、サポーターの声が厳しいのは確かだが、冷静に見ると、本田は現在まで6試合に出場し、初めてのセリエAにしては攻撃の起点として十分な活躍をしていると言えるのではないだろうか。 たまにはパフォーマンスが悪い時もあるだろう。

ところで、ACミランは9日に行われた本田不在のトリノ戦も3-1で負けてしまった。結局カカは途中出場したが精彩を欠いた。バロテッリとイグアインの差が出たような試合だったが、中盤の連携も良いとはいえなかった。

ミランのチーム状況はいまだに最悪が続いている。2月7日現在、リーグ戦で10位と低迷。もともとアレグリ監督は今季で退陣、来季からセードルフ監督というのが既定路線だったが、チームのあまりのダメぶりにベルルスコーニの怒りが爆発し、時期が早まった。ミラン在籍時からセードルフはピッチ上の監督のような存在で、将来の指導者として期待されていた。とはいえ、監督経験が皆無の人間にこの時期にまかせるのはギャンブルといえるだろう。時間も必要だ。

しかし、ミランの根本的な問題はフロントにある様に思う。フロントがごたごたしていたのではチームが強くなるわけがない。今年初め、ベルルスコーニ名誉会長の鶴の一声で、彼の娘で幹部であるバルバラ・ベルルスコーニ女史(29歳)を副会長兼CEOに任命することを承認した。

アドリアーノ・ガッリアーニ氏はCEOの職に留任したものの、実際はバルバラ女史が実権を握る体制となったと見られている。長年ミランの強化責任者として辣腕を振るい、本田移籍も主導したガッリアーニ副会長とバルバラ女子との仲の悪さは有名だ。

ちなみに、バルバラ女子は超肉食系。2児のシングルマザーであるが、気に入った選手がいるとすぐモノにするので有名である。そういう部分はオヤジの遺伝子なのだろう。現監督であるセードルフとの仲も有名な話。ブラジル代表FWで現コリンチャンスのアレシャンドレ・パトもバルバラ女子の毒牙にかかり、離婚した。

また、ミランフロントの内紛の背景には、1980年代からミランを支えてきたベルルスコーニ帝国の凋落があると思う。要するに資金の問題だ。

これまで汚職から買春まで、さまざまなスキャンダルが取り沙汰されてきながら、財力と政治力にモノを言わせて乗り切ってきたベルルスコーニだが、昨年8月、巨額脱税事件で有罪が確定。11月には議員資格も剥奪された。 長年ミランの財政はベルルスコーニの個人資産に頼って来たが、今は追徴課税などでそれどころではない状態だ。

チャンピオンズリーグに出られないであろう来季は、唯一高値で売れるバロテッリも放出する可能性すら囁かれている。そうなれば、さらなる戦力ダウンは必至で、チームとして負の悪循環に陥る可能性がある。また、多額の利益を見込めるチャンピオンズリーグ出場権を逃すことで、懐具合はさらに厳しくなり、チーム再建はますます遠のくだろう。

ミランの弱体化はこの様な構造的な問題を含んでいる。

しかし個々の選手は能力が高く、皆一流である。監督の采配次第ではまだ上位に行く可能性もあるだろう。であるからこそ、本田が10番に見合う活躍をすれば、全世界に認められる選手になる事は間違いない。

本田にとって今のミランは大きなチャンスでもあると思う。【珍蔵】




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Author:urimasa
珍蔵:設計事務所経営。建築家。
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(特にバルセロナFC)

万吉:元ジャーナリスト。投資家。
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